ひらけゴマ?

「ここ数週やけにアートにはまってない?いくら芸術の秋でも」
「いいの!秋は食欲と芸術。運動?まあそれはぼちぼちと。ふぅ〜」


今回おじゃましたのはオープンセサミ。直訳すると“ひらけゴマ”どんな意味なんでしょうか?
オーナー志賀政夫氏は“美と食の融合”をテーマにここを開かれたそうです。
自ら彫塑を手がける傍ら、若手現代美術家の発表の場として、県内アーティストを中心にギャラリーを解放している。
“趣味からアートへ”作品審査はするそうですが、ハートがあればOKみたいです。
展示期間は一週間単位。企画ものは三週間くらいOK。

とにかく若いアーティストは作品を作るため苦労する。作品では食べていけないので、数々の副業をもちながら頑張っている。せめて発表の場だけでもとここを開催したそうです。
いろいろな人と出会い、今この年になって思うのは、苦労しなきゃダメなんですよね。
我々洋菓子の世界も、独立までには同じようなプロセスをたどると思うんです。
20代は技術を磨き、30代までに雇われシェフ、製菓長に就任してさらに技術を磨くとともに、人の使い方・育て方を学びます。
この段階で開業資金を貯え、40代で独立できれば成功なのでは。
医師、弁護士、税理士でも専門技能者の独立パターンは同じようだと聞きます。


やっぱり“苦労は買ってでもしろ”というのは、このことなんですよね。
若い人たちも、夢をもっているなら楽を選ぶのはやめて、たくさんの苦労をして下さい。そうすれば、同じ経験を持つ先輩たちが応援してくれるはずです。
それがあなたたちの夢の“ひらけゴマ”なのだと思います。

松本 記 

●後記
 ここのパスタは、とてもおいしかったです。
 やっぱり秋は食欲かぁ〜。





OPEN SESAME
那珂郡那珂町横堀1899-5
TEL:029-298-7172
FAX:029-295-5916



前号バックナンバー一覧次号