「おい、昼は冷た(ヒヤタと発音します)ナ!」 「俺、肉!」 ある高校の4時限目終了近く、教室のあちこちでささやく声がした。 チャイムが鳴るやいなや、上靴のまま校舎を飛び出す生徒たちは、野球のグランドの横を通り抜け、とあるうどん屋の奥座敷に陣取った。 先輩から後輩へと延々と受け継がれるこの光景が、私の母校のもう一つの伝統であります。
そのうどん屋“いづみや”さんがアンファンのテナント仲間になりました。 あまりにも有名なお店なので、説明しなくてもご存知の方が多いと思いますが、いづみやさんのあのツルツルではなくモグモグと食べるうどんは、ついにここ那珂町にもやってきたのです。 他のお店のうどんを知っている方は、まずそのイメージを脱ぎ去ったほうが良いと思います。ここのうどんは、いづみやさんのうどんなのですから。
4月4日オープン、やはり健在でした、このうどん。 学生の時食べた味、そのまま健在でした。 カレーうどん食べて、肉うどん食べて、天ぷらうどん、そしてやっぱり食べました冷したぬきうどん。 永六輔をはじめ数々の有名人をも虜にしたここのうどん、一度食べてみてはいかがでしょうか。 虜の一人、あんふぁんおやじのおすすめの店です。 さあて、今日は何食べようか。
松本 記